一般社団法人 小村寿太郎侯東京奉賛会

 明治の外交官、小村寿太郎の出身地の日南市で高校生が国際問題などについて意見を発表する弁論大会が21日開かれました。
 この大会は小村寿太郎の功績を讃え、若い世代に国際問題や国際平和などへの関心を高めてもらおうと日南市にある小村の記念館で毎年、開かれていて、ことしは事前の審査で選ばれた県内の高校生10人が参加しました。
 参加者たちは1人6分の持ち時間で順番に意見を述べ、このうち宮崎第一高校2年の高妻虹心さんは“大きな手と小さな手”というタイトルで発表に臨みました。
 この中で、高妻さんは去年、カンボジアを訪れた際に触れた現地の深刻な看護師不足の状況を紹介しました。
 その上で「将来、自分は看護師になり世界の子どもたちのそばにいて自分の“小さな手”で専門的な手当てをしていきますが、国連という“大きな手”による支援も重要だと思います」と身振り手振りを交えがら力強く訴えました。
 審査の結果、この高妻さんが最優秀賞に選ばれ、ことし10月に東京で開かれる「高校生の主張コンクール」に宮崎県の代表として出場することになりました。

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